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1249年 引付衆を設置する [年号のゴロ合わせ]

今日は、1249年に設置される引付衆(ひきつけしゅう)を、ゴロ合わせとともにお届けします。



鎌倉幕府は1232年に御成敗式目(ごせいばいしきもく)を制定しますが、
所領に関するモメゴトはあとをたちません。

そこで1249年、5代執権(しっけん)の北条時頼(ほうじょうときより)は、
御家人たちの所領に関する裁判が迅速に公正におこなわれるよう、
評定衆(ひょうじょうしゅう)のもとに引付(ひきつけ)という組織をつくります。

引付を構成するのは、次の3つの役職です。
・頭人(とうにん)…リーダー、1名、評定衆から選出
・引付衆…数名、うち2~3名は評定衆から選出
・引付奉行人(ひきつけぶぎょうにん)…書記、数名

このメンバーで1つの引付チームがつくられ(チーム数は時代によって変わります)、
それぞれのチームで、以下のような手順で訴訟の審理にあたります。

1249-1.jpg

図の左上の方、「スタート」と書いてある場所から見ていきましょう。

訴えたいことがある人は、はじめに問注所へ訴状(そじょう)を提出します。
訴え出た人、つまり原告(げんこく)を、訴人(そにん)と呼びます。

問注所は、訴状を審査し、
その内容が御家人の所領にまつわるものであれば、引付奉行人にまわします。
(借金や土地の売買などにまつわる訴状は、そのまま問注所で扱います)

訴状を受け取った引付奉行人は、「こんな訴状が届きましたよー」と訴えられた人に書面で通達します。
訴えられた人、つまり被告(ひこく)を、論人(ろんにん)と呼びます。

論人は、訴状に対する反論をしたためた陳状(ちんじょう)を引付奉行人に提出すると、
引付奉行人は、「こんな陳状が届きましたよー」と訴人に書面で通達します。

すると、訴人は陳状に対する反論をしたためた2通目の訴状を引付奉行人に提出し、
論人は2通目の訴状に対する反論をしたためた2通目の陳状を引付奉行人に提出します。

するとすると、訴人は2通目の陳状に対する反論をしたためた3通目の訴状を引付奉行人に提出し、
論人は3通目の訴状に対する反論をしたためた3通目の陳状を引付奉行人に提出します。

てな感じで、書面によるやりとりが訴人と論人それぞれ3回ずつ行われるので、
これを三問三答(さんもんさんとう)と呼びます。

三問三答が終わると、いよいよ直接対決です。
引付から召文(めしぶみ)という呼出状が届くと、
訴人と論人はそれぞれ引付に出頭し、引付衆らのもと口頭弁論をおこないます。

引付は、これらをふまえて判決原案を作成し、評定におくります。
そして、評定が最終的な判決をくだすと、
図の「ゴール」のところにあるように、引付から勝訴人に判決書が届けられます。

以上が引付による訴訟審理の手順です。
ちなみに、引付がつくった判決原案が、評定でくつがえることはありません。
だって、引付の頭人と引付衆の数名は評定衆のメンバーですからねー。

細かいことをイロイロ書きましたが、要するに、

めちゃくちゃ多い御家人の所領にまつわるモメゴトを“なるはや”でさばくため、
北条時頼は専門機関として引付(引付衆はそれを構成するメンバー)をつくった

とゆーことです。

それでは最後にゴロ合わせを載せておきましょう。

1249年.jpg

なかなか判決出なかったら胃に悪いもんね~…



次回は、鎌倉時代(4)のまとめプリントをアップします!

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コメント 2

tomi_tomi

毎回非常にわかりやすい表現・まとめ 感服します!!
by tomi_tomi (2021-11-04 16:59) 

春之助

tomi_tomiさま
嬉しいコメントありがとうございます!
どこまで詳細に書いて、どこまで内容を削るのか、いつも苦心しますが、そう言って頂けると救われます~!!
by 春之助 (2021-11-05 14:28) 

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